
昨日娘とマイナンバーカードを市役所に取りに行った。
その帰りに娘に私が臓器提供すると言ったら反対するかと聞かれたわ。
よく見るとマイナンバーカードに臓器提供の意思表示を表明する欄があった。
少し考えて、「あなたがそれを選択して意思表示をしているのであれば、娘の意思を尊重してくださいと言う」と答えた。
親は子供が脳死状態の時に本当の意味での死を選択できるのかとは思うのだけれど・・・
本人に何か想いや考えがあってそのように意思表示をしているのだとしたら、私はその意思を尊重したいと思う。
私は、今は自分は提供したいとは思っていないし、娘や家族には臓器提供はしてほしくないというのが本音。(その前に、最近あちこちに諸症状があるので私の臓器は人様に差し上げても使えるものではないかもしれないわ)
だけれど、反対に家族が病気で移植を待つ立場だとしたらそのような意思表示をしてくださる方を待ちわびていることだろうと思う。
勝手な話だわ。
それでも、自分が見ず知らずの人の臓器提供者になれるかというとそこまでの勇気はなかなかでない。
娘の話だと、娘のお友達の家族の方が脳死状態でその方は臓器提供の意思を表示されていたけれどご家族が反対されているという話を聞いたそうだ。
確かにね、家族が脳死状態でまだ心臓は動いているのに、臓器を取り出すって・・・
本人の意思がそれを望んでいたとしても決断できないかもしれないわ。
だから、私は意思を尊重するって言ったけれど、その時になればわからない。
やめてーって思うかもしれないわ。
これは、本当に難しい問題なのだろうけれど、初めてそんな話を娘とできたことは良かったと思う。
・・・で娘に、臓器提供しようと思っているのかと尋ねたら、今は怖いからしたくないそうだ。
少し、ほっとした。
それでも将来、そんな日がくるのかしら・・・