
私の実家の母も、姑もどちらも本当に物忘れが多い。
認知症の初期症状だと思うわ。
書類などを右に置いて、左に動かし首をかしげていたり・・・不可思議な行動をすることもある。
鍵をかけて出かけるつもりが、鍵を鍵穴にさしたまま出かけていたことがあったり・・・
いろいろな事情もあり、このままダブル介護になる可能性は高い。
物忘れを指摘すると性格が出るのよね。
私は、それぞれどちらの母(実母、姑)にも、できていなかったことを自覚させるために、できていないとできるだけその都度言うようにしているのだけれど・・・
実家の母は「〇〇していなかったよ」というと、「あら!ごめんなさい」と驚いてすぐに謝る。
そして「あなたたちに迷惑をかけたくないから、おかしいと思ったら施設に入れてね」というのが口癖だ。
でもね、自分が認知症だとは認めたくない部分もあってまだ自分は認知症ではないという気持ちと葛藤しているようだ。
一方姑は、都合がいいときには、「頭がおかしくなってるから」とは言うが、、、
先日病院で失礼な扱いを受けたらしく「人をぼけ老人みたいに言って」って怒っていたわ。
私は心の中で『ぼけ老人だよ』って思ったけど・・・(-。-)y-゜゜゜
そして「私はこれからはあなたのお世話にならないといけないから」とも言うのよ。
お世話になりたくない母と、お世話になると決めている姑。
どちらも、可能な範囲でお世話はしますよ・・・
ただ、可能な範囲というのが難しいのよね。
本格的な介護はそう簡単なことではないということは周りの方々を見てきて思うこと。
伯父は徘徊で居なくなって何度も警察の方にお世話になった。
祖母は寝たきりになって、伯母はずっとお世話をしていてとても大変そうだった。
外に支援を求めることはとても大切だとも思っている。
もちろん施設も検討すると思う。
話は変わるけど、看護師の友人から聞いたお話だけど、
救急車で運ばれてきた老人がいらっしゃって、その方が言われるには、
「私は、普通に受け答えはできるけど、認知症なんです。だから、今日いろいろ言われたとしても覚えていることができません。何かしなければいけないことがあればこれに書いてください」
という内容のことを言われて、ノートを出されたそうなの。
けがをされてご自分で救急車を呼んで、そのようなことを言われたらしいのだけど・・・

すごいって思ったわ。
私も認知症になるときには、そんな風になりたいなあ。
自覚して、認めて、ある程度対策ができればいいわね。
母と姑、どちらにも認知症のような初期症状も多少はあるけど、どちらも認めたがらないのよ。
実家の母は、転んで入院。
自分で立てなくなって、何かにつかまってしか歩けなくなったときにリハビリなどを受けるときに都合がいいかもしれないと思って、介護認定の調査?をしていただいたの。
でも通常は何かにつかまって歩くことしかできないのに、他人の前だと、力を出し切って自力で歩こうとしたわ。
物忘れも多いけど、認知症だとは認めたくはないみたいで、言い訳をすることもある。
姑は、言い訳というよりも、嘘をつくことが多い。
でも世の中には、認知症を自覚して、それでも一人で暮らしている方がいるのだわ。
まさに、理想のぼけ方なのではないかしらって思ったわ。
認知症でもある程度なら在宅で生活をしながら介護サービスを受けられものがあるそうだ。
もし、わたしが老後おひとり様になってどこまで一人で暮らすのか、暮らせるのか・・・
私は自分が介護が必要になったときには、実の娘とも同居はしたくないな。
母と同じで、できるだけ迷惑はかけたくないと思う。
自分がそういう立場になったときには、私も認知症を認めたくないという気持ちが先に出るのかしら。
それとも、そんなことさえいろいろ考えられなくなるほど一気に進行するのかしら。
前に、あるブロガーさんが書かれていたの。
お母さまが認知症になられた時のこと・・・
自分の身をもって最後の子育てをしているんだって
そんな風に考えられたら素敵だわね。
数十年後は私も母や姑のようになるのか、先に寿命を閉じるのかはわからないけど、親と将来の自分と照らし合わせながらも、自分の老後も考えていこうと思います。